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馬総統が蔡英文氏との討論に意欲、サービス貿易協定めぐり


ニュース 政治 作成日:2014年4月17日_記事番号:T00049799

馬総統が蔡英文氏との討論に意欲、サービス貿易協定めぐり

 馬英九総統は16日、国民党中央委員会に出席し、同党所属の立法委員が民進党で党主席への返り咲きが確実視される蔡英文氏と、中台サービス貿易協定をめぐって事実上の「党首討論」を提案したのに対し、「いつでも構わない」と前向きな姿勢を示した。17日付工商時報が報じた。

 馬総統は席上、蔡氏が民進党政権で行政院大陸委員会(陸委会)主任委員を務めていた当時、中台間の協定修正は行政院が閣議決定すれば発効するとの認識を示しながら、国民党の反対で立法院による審査制とされた経緯などに触れ、蔡氏の主張はころころ変わると批判した。

 その上で、馬総統は中台間の協定に関する監督規定を厳格化することについて、「厳しくしてはいけないわけではないが、不合理で違憲となるほど厳しくすべきではない。さもないと中台関係が後退する」と主張した。

 これに対し、蔡氏は広報担当者を通じ、「(討論とは)馬氏は今も選挙をしているのか」と否定的な反応を示した上で、陸委会主任委員在任中と今では時代背景や考慮すべき要素が異なると指摘し、批判は全て的外れだと切り捨てた。


蔡氏は、馬総統の発言は焦点をぼかす狙いだと批判した(17日=中央社)