ニュース その他製造 作成日:2014年4月17日_記事番号:T00049812
17日付経済日報が業界観測を基に報じたところによると太陽電池用シリコンウエハー業界2位の中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)が下半期にも太陽電池業界4位の昇陽光電科技(ソーラーテック・エナジー)を買収する。事実であればSASは川上~川下メーカーの垂直統合が完成する。連結売上高は4割増加を見込み、台湾太陽電池関連メーカー全体で最大手に躍り出る。なお、両社は観測を否認している。
SASは6,000万株を上限とした30億台湾元(約100億円)規模の資金調達を計画中で、6月の株主総会で決議する予定だ。市場ではソーラーテックの買収資金に充てると予測している。両社の合併は「1+1=2以上」の効果を生み、台湾太陽電池業界の競争力を強化するとみられている。
盧明光・SAS董事長は、「M&A(合併・買収)王」と称され、ここ数年相次ぐM&Aを行っている。昨年8月、ソーラーテックなどと太陽電池の一貫生産メーカー「中陽光伏」を吸収合併。傘下のシリコン太陽電池メーカー、旭泓全球光電(サンライズ・グローバル・ソーラー・エナジー)も合併手続き中だ。盧董事長は以前、業界再編が進み、台湾では数陣営しか生き残れないと語っている。
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