ニュース その他製造 作成日:2014年4月18日_記事番号:T00049839
世界各地で紙パルプ工場が相次いで稼働し、今年は供給過剰が見込まれるため、台湾最大手の中華紙漿(中華パルプ、CHP)や台湾紙業(台紙、TPPC)は利益が期待できない状況だ。18日付蘋果日報が報じた。
市場調査会社、RISIによると、今年の世界の紙パルプ供給量は15%増で、需要量の10%増を上回る見通しだ。昨年第3四半期以降、王子製紙の中国・江蘇省南通工場や、ブラジルのエルドラドやスザノ、チリのアラウコなどの新工場が稼働した。
業界関係者によると、短繊維パルプ国際価格は昨年第2四半期の1トン当たり660~680米ドルから今年第1四半期には同600~610米ドルまで下落した。台湾メーカーの損益分岐点は同690~700米ドルとされる。
しかし中華パルプは、昨年不調だった文化用紙が今年は回復し、利益も改善すると予測した。
台紙は、ベトナムに工場が3基あり、経済成長著しいベトナムやゼロ関税となる東南アジア諸国連合(ASEAN)向け輸出により、稼働率8~9割を維持できるとみている。
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