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古河電工のリボン線、栄星電線工業に技術供与


ニュース 電子 作成日:2014年4月18日_記事番号:T00049841

古河電工のリボン線、栄星電線工業に技術供与

 古河電気工業と子会社の古河マグネットワイヤ(FMGW)は17日、栄星電線工業(JSW)に高耐熱細物平角エナメル線(リボン線)の製造技術をライセンス供与し、ともに世界統一の技術、品質で製造・販売することに合意したと発表した。


古河電工は同社リボン線を使用することで、占積率が丸線より向上し、部品の小型化、低背化、高機能化に貢献すると説明した(同社リリースより)

 同社はスマートフォンやタブレット型パソコンの小型、薄型化、高機能化に伴い、各部品の小型化、低背化、高電流対応化、高耐熱化が進む中、インダクタ(コイル)市場は今後も年2割以上の拡大が予想され、インダクタ向けリボン線の生産能力増強が必要となったと説明した。今後、市場ニーズが拡大している極細サイズの製造技術をJSWにライセンス供与する。また、相互の製造設備、経営資源を有効に活用し、今後の拡大する需要に応えるべく製造体制を整える。

 同社はワイズメディアの取材に対し、JSWは台湾で生産し、売上高は2割程度の伸びが期待できると答えた。

 FMGWは2011年7月から、JSWに21.15%出資し、中国での細物エナメル線の生産を委託している。