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第4原発建設中止、台北市長が同調


ニュース 公益 作成日:2014年4月21日_記事番号:T00049854

第4原発建設中止、台北市長が同調

 野党民進党の蘇貞昌主席が台湾電力(TPC)第4原子力発電所(新北市貢寮区)の建設継続をめぐる住民投票構想を提示したことに関連し、蘇主席は20日、郝龍斌台北市長(国民党)と会談し支持を求めた。これに対し郝市長は「安全の光が見えなければ、第4原発の商業運転には断固反対する」と同調する立場を示した。


握手を交わす蘇主席(左)と郝市長(右)。台北市が過去8回行ったアンケート調査では、運転反対が常に賛成の2〜3倍になっている(20日=中央社)

 蘇主席は週明けから朱立倫新北市長、江宜樺行政院長らとも相次いで会談し、支持を求めることにしている。民進党では林義雄元主席も22日からハンスト入りを表明している。

 国民党はあくまで第4原発の建設を継続する立場だが、党内の意見も割れている上、世論調査でも建設継続に反対の意見が圧倒的多数を占めており、国民党は対応に苦慮しそうだ。

 一方、民進党は住民投票実施に当たり、「投票率50%以上」を投票成立の条件とする「公民投票法」の適用除外を主張している。

 これについて江宜樺行政院長は、民進党政権下で定められた条件に文句を言うのは「筋違いだ」としながらも、「投票成立の条件を見直すことは可能だ。例えば投票率40%以上といった案も検討可能だ」と協議には応じる考えを示した。