ニュース 社会 作成日:2014年4月22日_記事番号:T00049879
行政院農業委員会(農委会)は21日、台湾に生息するシナウスイロイルカ(中国語名・台湾白海豚)の保護に向け、苗栗県龍鳳港から嘉義県東石郷の沖合にある巨大な砂州「外傘頂洲」までの沿岸1〜3カイリ水域、7万6,300ヘクタールを「重要生息環境」に指定することを決めた。海の野生動物に重要生息環境が指定されるのは初めて。22日付蘋果日報などが報じた。
民進党の立法委員と環境団体は、シナウスイロイルカはジャイアントパンダよりも生息数が少なく貴重だとして、保護の重要性を訴えた(21日=中央社)
早ければ6月から実施される見通しで、指定地域で捕獲が発覚した場合、「野生動物保育法」に基づき、1年以下の懲役や罰金が科される。
農委会によると、台湾西部海域のシナウスイロイルカは過度な漁労、騒音、水質汚染などの影響で生息数が約100頭にまで減少しており、2008年には国際自然保護連合(IUCN)によって「絶滅寸前」と判断された。
このため政府は、シナウスイロイルカの保護プラン策定に向け、専門家に長期にわたる観測、研究を委託。現在までのデータを基にこのほど重要生息環境が定められた。
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