ニュース その他分野 作成日:2014年4月22日_記事番号:T00049888
訪台中の米国務省東アジア・太平洋局のロバート・ワン・アジア太平洋経済協力会議(APEC)上級担当官は21日米国在台協会(AIT)で、中台サービス貿易協定は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加と関係ないとの米国としての認識を示した。米国の経済貿易関係の政府事務官による初めての発言だ。22日付自由時報などが報じた。
ワン上級担当官(左)は先日、馬英九総統(右)と会見し、台湾のTPP早期交渉参加を望むと話した(中央社)
ワン上級担当官は、米国やTPP交渉参加国が見るのは台湾がどの分野を開放できるかで、中国に対してどの市場を開放するかではないと説明。TPP加盟に中国との特別な関係や特定の協定は必要なく、中国との関係は必要条件ではないと述べた。中台サービス貿易協定が台湾に利があるかどうかは台湾の市民や政府が判断することと語った。
一方、張家祝経済部長は同日、中台サービス貿易協定や物品貿易協定がなければ、台湾はどの国とも自由貿易協定(FTA)を締結できず、TPPに加盟できないと強調した。TPP交渉参加の12カ国のうち11カ国が中国を重要な貿易相手国としており、TPPは米国主導といえども、中国の影響力は存在すると話した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722