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11歳のテコンドー少年、強盗から母守る


ニュース 社会 作成日:2014年4月23日_記事番号:T00049908

11歳のテコンドー少年、強盗から母守る

 先日、11歳の少年が母親と自転車に二人乗りをしていたところ、突然、襲い掛かってきた強盗が母親のネックレスを奪い取ろうとした。そこで少年は母を守ろうと、日ごろ習い覚えたテコンドーの技を使い、見事撃退に成功した。

 高雄市に住む小学校5年生の許くん(11)は4月6日正午ごろ、手にけがをしてハンドルを握れない母親を自転車の後ろに乗せ、弁当を買いに出掛けた。そして自宅に帰る途中、フルフェースのヘルメットを被かぶった男に後ろから突然、レンガの塊を投げ付けられた。

 これに怒った母親が男に詰め寄ろうとすると、男は刃物を取り出し、母親が身に着けていた金のネックレスを無理やり奪おうとした。

 母親の危機を目にした許くんは男の首、背中に連続パンチを繰り出すと、男は痛みに耐えかねてその場にうずくまり、刃物を手から取り落とした。さらに少年はかかんだ男の顔を拝んでやろうと、その頭からヘルメットを脱がした。

 慌てた男はネックレスを握りしめたままバイクに乗って逃走したが、警察が監視カメラの映像を元に捜査を進め、21日、逮捕に至った。逮捕された林家弘容疑者(29)は薬物中毒者で麻薬を買う金の欲しさに強盗を働いたという。

 なお林容疑者は身長170センチメートル、体重65キログラムで、148センチ、43キロの許くんを大きく上回っていた。

 テコンドーを習って3年という許くんだが、一回りも体格の違う相手に勇敢に立ち向かったことについて「最初は怖かったけど、お母さんを守ろうと思ったら何も考えずに跳び掛かっていた」と語った。

 また担任教諭によると、許くんは日ごろから正義感が強く、間違ったことには黙っていられない生徒だそうで、その性格も強盗撃退に一役買ったに違いない。

 お手柄の許くん、「将来は警察官になって悪い人を捕まえたい」と語った。