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紡織業、昨年の輸出は前年並み


ニュース その他製造 作成日:2008年1月15日_記事番号:T00004991

紡織業、昨年の輸出は前年並み


 経済部の貿易統計によれば台湾の昨年の紡織業輸出は伸び悩んでいるが、業界アナリストの李信宏氏は、前年(118億台湾元)並みの水準は維持できるとの見方を示した。

 15日付経済日報によると、昨年1~10月の紡織業の生産額は前年同期比1.5%増の3,918億台湾元(約1兆3,150億円)にとどまった。このうち、紡糸・布は全体の59%を占める2,318億6,000万元で同3.99%増、人工繊維は同0.15%増の1,265億7,000万元で、紡織業の生産額全体の32%を占めた。アパレル・服飾品の生産額は333億6,000万元で同8.55%の減少を記録した。

 一方、昨年1~9月の紡織品輸出は同2%減の86億5,800万元だった。このうち、人工繊維輸出は昨年1~10月期で同7.9%減少した半面、台湾域内向けの出荷は7.5%増加し、内需が拡大傾向を見せている。

 李アナリストは、「世界で競争に打ち勝つには高付加価値で高単価の紡織品の研究開発(R&D)と生産に取り組む必要がある」と指摘した。