ニュース 運輸 作成日:2014年4月23日_記事番号:T00049921
交通部鉄路改建工程局(鉄工局)は22日、台湾鉄路(台鉄)の台北・南港駅~宜蘭・頭城を結ぶ「北宜直線鉄道」敷設計画2案のうち、双渓新駅(新北市)や大渓駅(宜蘭県)などを経由する案(全長53キロメートル)を採用することを決定した。これにより台北~宜蘭間が振り子式新特急「普悠瑪(プユマ)号」で18分、自強号(特急)で38分短縮されることになり、輸送能力の大幅な向上が期待される。23日付自由時報などが報じた。
同計画は総工費491億台湾元(約1,700億円)。環境影響評価の審査が順調に進めば来年中にも着工、2026年の完成が見込まれる。
なお、直線的なルートとなるもう一方の案を採用した場合、短縮時間は48分となるが、翡翠ダムの水源を通過することから見送られた。
ただ今回確定したルートについて環境保護団体関係者などからは「巨額の資金を投じて38分を短縮することに価値はあるのか」「振り子式新特急の数を増やし、チケット販売サービスを改善すれば輸送機能を向上させることは可能」と建設に反対する声も上がっている。
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