ＢＭＷの総代理店である汎徳とメルセデス・ベンツの台湾総代理店、台湾賓士（台湾ベンツ）は14日、昨年の販売台数を公表した。域内メーカーが２年連続で販売台数を落とした一方で、ＢＭＷは20％増の5,200台、ベンツは13.4％増の5,500台と、それぞれ販売台数を伸ばした。14日付工商時報が報じた。
台湾ベンツのウォルフラム・ガイスラー（Wolfram Geisler）総裁は、昨年台湾の高級車市場では、150万台湾元（約500万円）前後の車種で約５％のマイナス、200万元前後でプラスマイナスゼロ、しかし300万元以上のクラスでは逆に成長を見せており、台湾の自動車市場は完全に両極化していると分析する。
ガイスラー総裁はまた、３月の総統選が終わり、政治情勢の先行きがより明確になれば、消費者の購買意欲が高まり、さらに新車種の発売も控えていることから今年は３～９％の成長を見込んでいると語った。汎徳も今年の販売目標を約6,000台としている。
