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イノテラQ1、過去最高益の112億元【図】


ニュース 電子 作成日:2014年4月23日_記事番号:T00049933

イノテラQ1、過去最高益の112億元【図】

 台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下のDRAMメーカー、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)が22日発表した第1四半期純利益は四半期ベースで過去最高の112億4,600万台湾元(約380億円)だった。DRAM価格の安定や、製品構成比の改善、ユニット当たりのコスト低減が奏功した。第2四半期もハイエンドのDDR4増産で、前期と同水準の利益が確保できる見通しだ。売上高は前期比2.2%減の202億2,400万元だった。23日付工商時報が報じた。

 一方同じく台プラ傘下の南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)の純利益は61億2,100万元と29四半期ぶりの最高となった。出荷量は前期比6.4%減だったものの、平均価格が同2.6%上昇し、売上高は116億9,200万元と同1.62%減に抑えた。また、30ナノメートル製造プロセスの売上構成比が7割に拡大したことや、全体のコストが20.9%低減したことも貢献した。

 なお、両社はともに今年の設備投資額を上方修正した。イノテラは150億元から220億元に引き上げる。20ナノプロセスが第2四半期末に試験生産、年末にも量産に入るためだ。南亜科技は、30億5,000万元から66億9,000万元に上方修正。液浸露光装置を1台増設し、生産サイクルの改善やボトルネック解消を図る。