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大同の植物工場事業、Q3から野菜販売を開始


ニュース 農林水産 作成日:2014年4月24日_記事番号:T00049944

大同の植物工場事業、Q3から野菜販売を開始

 家電ブランド大手、大同(Tatung)は23日に開催した新製品発表会で、新たに参入した発光ダイオード(LED)照明を利用して閉鎖的な空間で植物を計画的に生産する「植物工場」事業に関連し、自社で栽培した野菜を販売する新ブランド「映鮮in fresh」を発表した。第3四半期に北部の家電販売店に売り場を開設する計画だ。24日付蘋果日報が報じた。


大同は「映鮮in fresh」の研究開発(R&D)に3年を費やした。今後観光ホテルとの提携も視野に入れる(23日=中央社)

 大同の林郭文艶総経理によると、同社の植物工場には、傘下の液晶パネルメーカー、中華映管(CPT)のLED照明技術および大同大学・生物工程系が蓄積した培養液研究の成果が投入されている。

 林郭総経理は発表会で栽培した野菜を試食し、「食の安全問題が相次ぐ中、無農薬で新鮮な野菜の需要が好感できる」と語った。その上で同事業について「今年は市場の育成期とし、来年から成長期に入り、売上高は毎年2桁、3桁成長が可能」との見方を示した。ただ、同社売上高に占める貢献度は限られると慎重な姿勢も見せている。