ニュース 社会 作成日:2014年4月28日_記事番号:T00049992
台湾人の日本旅行熱は今年も旺盛で、日本政府観光局(JNTO)の統計によると、3月の訪日外国人観光客のうち台湾人は国・地域別で1位となった。ただ、旅行者の増加に伴い問題も浮上しており、人気スポットの東京ディズニーランドでは最近、台湾人による万引きが急増しているという。
交通部観光局・駐東京弁事処の報告によると、昨年から今年3月にかけて東京ディズニーランドで万引きを行ったとして台湾人が検挙された事件は9件に上った。旅行業界団体、中華民国旅行商業同業公会全国聯合会は、この数字について「例年に比べ特別に多い」と指摘する。
さらに駐日代表処関係者は、「今年に入ってからの発生率が特に高く、台湾人に問題が発生した際の支援を担当する職員は3週連続で千葉県警に出向いたこともあり、警察官に顔を覚えられたほどだ」と語る。
担当者によると、万引きで逮捕されるのは女性が多く、盗む商品はキャラクターの限定版携帯ストラップやフィギュアが多いそうだ。
また観光局によると、商品を多く買い過ぎてポケットに入れたまま忘れたり、子供が気に入った商品を持ったまま清算せずに店の外や別のエリアに移動するなど「不注意」から万引きの容疑がかけられるというケースもあるようだ。
しかし、無意識にせよ故意にせよ、嫌疑がかけられれば窃盗罪で送検され、不起訴となった場合でも10日以上勾留される。容疑を否認したため2カ月にわたり身柄を拘束された者もいるという。
万引きで捕まった者の多くは、駐日代表処の担当者に「恥ずかしいから台湾の家族には知らせないでくれ」と懇願するが、帰台予定日になっても戻らないため「事件に巻き込まれたのではないか」と心配する家族から捜索願が出されると事実を告げる他なく、担当者を悩ませている。
3月までに発生した9件については台湾当局に通報が届いておらず、すべて賠償金を支払うことで和解が成立したようだ。
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