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和艦科技、エルピーダと南昌に工場建設か


ニュース 電子 作成日:2008年1月15日_記事番号:T00005000

和艦科技、エルピーダと南昌に工場建設か


 聯華電子(UMC)の曹興誠名誉董事長らが設立を支援した中国蘇州市の半導体メーカー、和艦科技は、DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)大手のエルピーダメモリと合弁で江西省南昌市に12インチウエハー工場を建設することを検討しているもようだ。15日付工商時報が現地の業界関係者の話として伝えた。

 報道によると、エルピーダの坂本幸雄社長は昨年12月に和艦科技を訪れ、協議を行ったという。和艦科技がエルピーダとの提携に動いたのは、聯華電子に和艦科技の株式15%を贈与し、協力関係を強化する案件が台湾側の投資規制で進展していないことが背景だ。

 和艦科技は聯華電子からの技術導入で12インチウエハー工場を建設する構えだったが、計画は遅々として進まず、別のパートナーを模索せざるを得なくなった形だ。

 和艦科技はまた、香港、シンガポール、上海のいずれかでの新規株式公開(IPO)も計画している。同紙はエルピーダとの合弁工場、株式公開のいずれも今年第2四半期には計画が明確化すると指摘した。