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製靴の宝成、スト発生の東莞工場が稼働再開


ニュース その他製造 作成日:2014年4月28日_記事番号:T00050006

製靴の宝成、スト発生の東莞工場が稼働再開

 製靴最大手、宝成工業(PCG)は、中国・広東省東莞市のグループ企業、裕元工業の高埗工場(東莞市)で今月14日から発生している大規模ストライキについて、5月から社会保険、住宅公的積立金における雇用主の法定拠出分を大幅に見直すこと、および1人当たり月230人民元(約3,800円)の生活手当を支給することで従業員との合意を取り付け、既に多くの生産ラインが再稼働しており、きょう(28日)にも正常な稼働を回復できる見通しとなった。28日付経済日報が報じた。

 裕元工業の董事会は、12日間に及んだ今回のストによる損失は約2,700万米ドル、保険料負担の増加および生活手当の支給分に伴うコスト増は5,800万米ドルと試算している。

 なお高埗工場はアディダスやナイキ向けスポーツシューズの重要な生産拠点となっているが、アディダスはこのほど、同工場の全面的な稼働再開を確認するとともに、裕元工業とのパートナー関係を今後も維持していくとの声明を発表したもようだ。