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台湾高鉄、財務悪化で駅周辺開発を中断【表】


ニュース 建設 作成日:2014年4月28日_記事番号:T00050007

台湾高鉄、財務悪化で駅周辺開発を中断【表】

 台湾高速鉄路(高鉄)の范志強・新董事長は、財務状況を検討した結果、財務負担が増大する可能性がある設備投資を中断する方針を固めた。その結果、高鉄の駅周辺で進められている開発事業がまずストップすることになる。28日付経済日報が伝えた。

 高鉄沿線では、北から▽桃園駅▽新竹駅▽台中駅▽嘉義駅▽台南駅──の5駅で周辺開発が計画されている。4駅は業者選定が行われていない段階だが、新竹駅は業者との契約を締結済みで、今後は契約解消問題が浮上しそうだ。

 新竹駅では、大向開発とシネマコンプレックス(複合型映画館)を併設したショッピングセンターを開発する内容の契約を結んでいた。契約は台湾高鉄が8億台湾元(約27億円)を投資し、大向開発に経営を20年間委託する内容で、来年第3四半期の開業を目指していた。

 交通部は現在、高鉄に対し、6月末までに財務改善策を提出するよう求めており、減資後増資、事業権の延長などが焦点となる見通しだ。