ニュース 石油・化学 作成日:2014年4月28日_記事番号:T00050008
台湾中油(CPC)の第5ナフサ分解プラント(高雄市楠梓区、通称五軽)の燃焼炉から25日午後3時半ごろ黒煙が出始め、消防によって40分後に消し止められた。高雄市政府環境保護局(環保局)は空気汚染防制法(大気汚染防止法)違反で罰金40万台湾元(約135万円)を科した。26日付自由時報などが報じた。
CPCは黒煙排出の原因について、無停電電源装置(UPS)からの電力供給断絶によりバルブの動作が止まり、燃焼炉が不完全燃焼を起こしたためと説明。5月上旬に定期保守点検を予定していたが、前倒しを検討するとした。第5ナフサのエチレン年産能力は50万トンで、新第3ナフサ分解プラントの72万トンに続いて同社で2番目に多い。
環境保護団体、地球公民基金会などは、CPCの高雄プラントはこの2年間事故続きで、毎回改善すると約束しながら再発ばかりだと批判。検査やメンテナンスは見せ掛けだけだとして、予定より早く閉鎖するよう訴えた。閉鎖予定は2015年末だ。
CPCの高雄プラントは昨年5月にも大気汚染で罰金100万元を科されている。昨年の処罰は3回、過去2年では6回事故を起こした。
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