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航空機部品の漢翔、先進複合材工場を増設へ【図】


ニュース その他製造 作成日:2014年4月28日_記事番号:T00050009

航空機部品の漢翔、先進複合材工場を増設へ【図】

 航空機部品などを手掛ける漢翔航空工業(AIDC)の徐延年総経理はこのほど、2カ所目の先進複合材工場を建設する計画を明らかにした。投資額は20億台湾元(約67億円)で、早ければ年内の環境影響評価完了を目指す。米ボーイングや欧州エアバスがここ数年で旅客機に炭素繊維複合材(CFRP)の採用を進めたため、傘下の台湾先進複材中心(TACC)の受注量が増えており、生産能力を強化して今後の需要増にも備える構えだ。28日付工商時報が報じた。

 この他、徐総経理は高雄市の岡山工場区に3カ所目のクランクケース工場を建設する計画も明かした。投資額は12億元で、早ければ2015年第1〜2四半期に着工、16年央に生産開始を予定する。岡山工場のクランクケース年産能力は1万個へと現状の6,000個から約7割増える。

 漢翔航空の13年売上高は230億8,600万元と過去2番目の高さを記録した。徐総経理は、航空機エンジンや複合材の受注増で、通年の売上高は240億〜250億元の過去最高を目指すと語った。17年には300億元に達するとの予想だ。