ニュース 電子 作成日:2014年4月28日_記事番号:T00050015
28日付工商時報によると、ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が来年1月に量産開始予定の16ナノメートル立体構造トランジスタ(FinFET)製造プロセスのアップグレード版「FinFET Plus」は、集積ファンアウトウエハーレベルパッケージング(InFO‐WLP)を活用したシステム・イン・パッケージ(SiP)技術との組み合わせにより、X86プロセッサー、ARMアーキテクチャーの64ビット対応アプリケーション・プロセッサー受託生産市場でライバルが存在せず、インテルの「SoFIA(開発コードネーム)」、アップルの「A9」プロセッサーのいずれもTSMCが受注するとみられる。
TSMCは16ナノFinFETプロセスによる生産を今年末に予定しているが、同プロセスについて多くの顧客が性能および電力消費に関し、既に量産に入っている20ナノのシステムオンチップ(SoC)と明確な差がないと考えている。このため、16ナノFinFETよりも性能を15%高め、電力消費を30%抑えることが可能とうたう「FinFET Plus」の開発を急いでおり、今月末にテープアウト(設計完了)できる見通しとなっている。
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