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中国のパネル調達量、今年も15%増予測【図】


ニュース 電子 作成日:2014年4月28日_記事番号:T00050016

中国のパネル調達量、今年も15%増予測【図】

 中国のテレビメーカーを率いて6月5~11日に訪台予定とされる中国電子視像行業協会(CVIA)の白為民副会長は、今年の台湾からのパネル調達量について、控えめに見積もっても2,700万枚と前年比15%増を予想し、調達額は少なくとも昨年と同水準の45億米ドルとみている。27日付工商時報が報じた。

 白副会長は月初のインタビューでは、今年は中国のパネルメーカー、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)や深圳市華星光電技術(CSOT)の生産ライン稼働で、台湾からの調達が減少すると話していた。

 北京で白副会長を訪問し、25日に面会したとされる中華民国対外貿易発展協会(外貿協会、TAITRA)の王志剛董事長は、中国の第8.5世代工場稼働や韓国との競争でパネル価格は下落傾向にあるが、白副会長は台湾からの調達量は増えると指摘。特に4K2K解像度のパネルは600万枚に達し、全体の20%を占めると見込んでいると振り返った。

 市場では、中国が台湾からのパネル輸入に対する関税を5%から8~10%に引き上げるとうわさされているが、王董事長によると、白副会長はたとえ関税を引き上げても、韓国より条件が悪くなることは絶対にないと話したという。

 白副会長はTAITRAの招きに応じて09年から5年連続でテレビメーカーを率いて台湾を訪れ、「液晶パネル調達の女王」の異名を持つ。