ニュース 社会 作成日:2014年4月29日_記事番号:T00050019
20年ほど前、浮気を働いた妻と離婚した男は、その後も心に恨みを抱き続けた揚げ句先日、妻の浮気相手の家で待ち伏せし、拳銃で射殺した、つもりだった。しかし、犯行現場周辺エリアでは住所番号の変更が行われ、男が持っていた浮気相手の住所番号は別の場所になっていたため、何の関係もない男性が命を落とすという不幸な結果になってしまった。
警察の調べによると王儒良容疑者(60)は20年ほど前、窃盗の罪で服役中、妻(45)が幼なじみの男性(46)と浮気していると知り、1994年に刑期を終えて刑務所を出るや、宜蘭県にある浮気相手の自宅へ押し掛け、殴り合いのけんか騒ぎを起こした。
その後、王容疑者は妻と浮気相手を姦通罪で提訴し、妻とは離婚。その後、付き合いを断っていた。しかし、それは王容疑者の怒りが収まったためではなく、強盗を起こして再び刑務所に入っていたからで、一昨年に出所した同容疑者は宜蘭県に住む元妻を探し出し、金の無心をしていた。
さらに先月には元妻の兄弟の自宅へ向かい、銃を発砲して脅すという行為に出たため、身に危険を感じた元妻は米国に逃れた。
妻から金を受け取れなかったことに腹を立てた王容疑者は、元妻の浮気相手に仕返しをしてやろうと思い立ち、今月22日午後6時ごろ、手元に残っていた住所を頼りに浮気相手の家に向かい、拳銃を携えて待ち伏せた。
しかしこの辺りでは12年前に住所番号の変更が行われていたため、王容疑者が持っていた浮気相手の住所番号は別の場所になっていた。その結果、何の関係もないこの住所の男性(30)が、仕事を終えて帰宅したところ不幸にも王容疑者に射殺されてしまったのだった。
逮捕された王容疑者は、「浮気相手を殺せなかったことが悔しい」と語り、人違いで人を殺したことに反省の色も見せなかった。これに怒りが収まらない被害者の遺族は、王容疑者に死者の霊前でひざまずいて謝るよう要求。裁判所にも重い判決を下すよう訴えている。
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