ニュース 社会 作成日:2014年4月29日_記事番号:T00050020
台湾住民の所得格差統計では従来、総合所得税(個人所得税)を申告する約560万世帯を20等級(5%刻み)または10等級(10%刻み)に分けて発表していたが、財政部は「国際的慣例」を理由に今後は5等級(20%刻み)分けのみを発表することを決めた。今年発表する予定だった2012年統計で、初めて20等級の上位5%と下位5%の差が100倍に達する見通しとなり、格差拡大に対する政府への批判を恐れての変更とみられる。29日付自由時報などが報じた。
同統計によると、20等級で上位5%と下位5%の所得格差は2005年は55.13倍だったが、年々拡大を続け11年には96.56倍となった。
なお、行政院主計総処が約1万5,000世帯を基に発表している「家庭収入調査」によると、昨年の上位20%と下位20%の所得格差はわずか6.13倍で、大まかなデータしか抽出できないとの指摘が挙がっている。
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