ニュース 農林水産 作成日:2014年4月29日_記事番号:T00050028
ブロイラーの産地価格が28日、1斤(約600グラム)当たり30台湾元(約102円)となり、豚口蹄(こうてい)疫が発生した1997年以来の最高値を付けた。旺盛な鶏肉需要が続いて供給が逼迫(ひっぱく)しており、胸肉は1キログラム当たり90元まで跳ね上がっている。29日付工商時報などが伝えた。
鶏肉価格は今年1月から上昇を続け、上げ幅は約9%となった。主因は豚流行性下痢(PED)の感染拡大で豚肉価格が高騰したことによるもので、弁当業者が鶏肉を代用するなど需要が一気に高まった。
一部の鶏肉業者は、鶏肉価格の高騰で消費者の購入が減少し、安い輸入ブロイラーに買いが集まり相場が乱れる懸念があると指摘した。第1四半期のブロイラー輸入量は同期としては過去最高の4万5,000トンに上り、4月末には6万トンに達する見通しだ。昨年は通年で11万トン強だった。
行政院農業委員会(農委会)は今週、ニワトリの供給量を370万羽へと先週から20万羽増やしており、来週にも鶏肉価格が安定するとの予想だ。
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