ニュース 金融 作成日:2014年4月29日_記事番号:T00050029
金融監督管理委員会(金管会)は28日、永豊商業銀行(バンク・シノパック)のトレジャリー・マーケティング部門(TMU)が顧客に十分な説明を行わずに金融派生商品(デリバティブ)を販売していたとして、ターゲット・リデンプション・フォワード(TRF)と呼ばれる商品の販売を1年間禁止する処分を下した。29日付工商時報が報じた。
同行は高リスクのデリバティブ販売に当たり、重要事項やリスクについて十分な説明を行っていなかった他、顧客のリスク負担能力や商品に対する適合度などの評価を怠っていた。また、顧客の取引限度額算定では、顧客の実際の需要を考慮していなかった。
このほか、デリバティブ商品の販売資格を持たない行員が販売行為を支援していたことも問題視された。
同行は関係者の処分、TMU業務に対する内部報奨制度の見直し、法令順守、顧客との和解案などについて、報告を求められた。
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