中央大学台湾経済発展研究中心（台経中心）が29日発表した４月の消費者信頼感指数（ＣＣＩ）は前月比2.77ポイント上昇の83.73ポイントで、2011年11月以来の最高となった。調査対象６項目のうち５項目が前月比で上昇、「今後半年間の物価水準」１項目のみが横ばいだった。30日付蘋果日報などが報じた。
上昇幅が最大だったのは「今後半年間の株式投資機会」で、前月比8.6ポイント上昇の87ポイントと過去３年で最高となった。台湾総合研究院（ＴＲＩ）の戴肇洋・財経諮詢委員会主任はこの要因として▽ヒマワリ学生運動の平和的閉幕▽金融監督管理委員会（金管会）による株式市場の規制緩和▽大多数の企業の業績好調──を挙げた。
その他調査項目の内訳は上昇幅が大きい順に▽「今後半年間の台湾景気」、76.7ポイント（同３ポイント上昇）▽「今後半年間の家庭経済」、76.5ポイント（同1.95ポイント上昇）▽「今後半年間の耐久消費財購入」、107.75ポイント（同1.80ポイント上昇）▽「今後半年間の就業機会」、108.75ポイント（同1.25ポイント上昇）──。
