台湾の輸出競争力が相対的に強まっている。韓国が29日に発表した３月の経常収支は73億5,000万米ドルと過去５カ月で最高、34カ月連続の黒字となり、ウォンが１米ドル＝1,029.8ウォンと過去６年で最高となった一方、台湾元は安定しているためだ。30日付工商時報が報じた。
韓国ウォンは年初来で2.41％上昇、４月は3.31％上昇したが、台湾元は年初来0.99％下落、４月はわずか0.86％の上昇にとどまった。
中央銀行の韓国銀行関係者は、今後も経常黒字が続くと予測している。韓国・ウリ先物（Woori Futures）の宋恩正（ソン・ウンジョン）アナリストは、短期的にはウォン高が続くとみられるが、韓国政府の介入などで上昇率は抑えられると分析した。
