ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年4月30日_記事番号:T00050061
ステンレス最大手、燁聯鋼鉄(YUSCOステンレス・スチール)は29日、5月のステンレスのオファー価格を平均7.5%引き上げた。値上げ幅は今年最大。台湾域内向けは300系冷延・熱延で1トン当たり6,500台湾元(約2万2,000円)の引き上げとなった。400系は据え置いた。輸出向けは同220〜250米ドル引き上げた。同業の唐栄鉄工廠も追随する見通しだ。30日付工商時報が報じた。
YUSCOの値上げは主に、ステンレス原料のニッケル国際価格の高値が続いていることによるもの。ニッケルはインドネシアのニッケル鉱石輸出禁止やウクライナ情勢緊迫化を受けて、4月には1トン当たり1万7,207米ドルへと前月比約1割も上昇した。
なお、YUSCOの値上げを受けて川下の▽允強実業(YCイノックス)▽彰源企業(フロッチ・エンタープライズ)▽大成不銹鋼工業(TCI)▽新光鋼鉄(HKスチール)▽新鋼工業──などは関連製品の価格を引き上げる見通しだ。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722