ニュース 石油・化学 作成日:2014年5月2日_記事番号:T00050095
行政院環境保護署は1日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)第4期拡張計画に関する第9次環境影響差異分析報告を審議した結果、環境評価委員や環境保護団体から「開発内容が第2段階の環境影響評価を必要とする第5期計画と共通している」との意見が出て、審議を環境影響評価委員会大会(環評大会)に委ねることを決議した。2日付経済日報が報じた。
環評大会は第2段階の環境影響評価を実施すべきかどうかを検討することになる。
台プラは4年前、第6ナフサ第5期計画で第2段階の環境影響評価を命じられた。台プラは環境影響評価の加速を目指し、プラント拡張計画の一部を第4期計画に編入した上で、比較的判断基準が緩い環境再分析報告での審査通過を目指していた。
台プラの担当者は「計画を一部切り離し、第4期計画の環境影響差異分析報告に盛り込むことは監督機関の経済部工業局も認めており、全て規定に基づき処理した」と不満を示している。
今回の決定で、第6ナフサの第5期だけでなく、第4期の進行が大幅に遅れる可能性が高まり、台プラが台湾での投資を断念し、海外投資を拡大するのではないかという見方も出ている。
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