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SPIL、Q2売上高は過去最高も


ニュース 電子 作成日:2014年5月2日_記事番号:T00050097

SPIL、Q2売上高は過去最高も

 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手、矽品精密工業(SPIL)が30日にインターネット上で開催した業績説明会で発表した第1四半期の業績は、売上高が前年同期比30.7%増の180億6,000万台湾元(約613億円)、純利益は同20億9,100万元となった。純利益は2億9,200万元の損失を計上した前年同期との比較では黒字に転じたが、前期比では7.5%減少した。また第2四半期の売上高については200億元を突破し、過去最高を更新するとの楽観予測を示した。1日付蘋果日報が報じた。

 SPILの林文伯董事長は、「半導体メーカーの大部分で第2四半期のプラス成長が見込まれ、封止・検査業界でもハイエンド封止・検査需要の高まりとともに生産能力が逼迫(ひっぱく)している」と説明。今年の半導体業界全体の成長率は昨年の3%を上回るとの見通しを示した。

 なお、楽観見通しの理由について林董事長は、▽新興国経済の持続的成長と先進国経済の予想を上回る回復▽ウインドウズXPのサポート終了によるパソコンの買い換え需要▽中台における第4世代移動通信規格(4G)LTEサービス開始によるスマートフォン需要の高まり・4G機種の性能向上によるハイエンド封止・検査需要の増加──の3点を挙げた。