鴻海科技集団（フォックスコン）と米パソコン大手、ヒューレット・パッカード（ＨＰ）は30日、クラウド・コンピューティングに最適化したサーバーを共同開発すると発表した。共同出資形態の合弁は組まない。投資金額は明らかにされていない。
両社は特にサービス提供業者をターゲットとして、保有コストが低いサーバーの開発に取り組む。
両社は「高密度で管理しやすく、コスト競争力があるソリューションを市場に提供することで、世界クラスの新たなコンピューティング・プラットフォームを実現したい」と説明した。
１日付経済日報によると、証券業界は今回の共同開発が鴻海のサーバー産業参入を意味し、既にサーバー分野に進出している広達電脳（クアンタ・コンピュータ）、緯創資通（ウィストロン）、英業達（インベンテック）との競争が激化すると分析した。
