ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

行政区画再編、両総統候補が持論展開


ニュース 政治 作成日:2008年1月16日_記事番号:T00005011

行政区画再編、両総統候補が持論展開

 
 1940年以降大きな改編が行われていない台湾の行政区画制度について、民進党と国民党の総統候補、謝長廷氏と馬英九氏が、それぞれ自らの政権獲得後の計画を披露した。

 謝候補は昨年すでに、台湾を6つの地域に分ける「6つ星計画」を発表している。同計画によると各地域の人口はシンガポールと同程度の300万~400万人規模となり、各地域が地理環境や産業の特性を生かして発展すれば、6つのシンガポールに等しい国際競争力を生み出せるとしている。

 一方馬候補は、現在の25県市を、台北県市と基隆市、中部では台中県と市、南部では高雄県と市を合併して「3都」、新竹、嘉義、台南の県と市をそれぞれ合併し、「15県」とする「3都15県」に再編し、319ある郷鎮市も減らす方向で調整すべきとの認識を示した。また、郷鎮市の長を政府が派遣するとの考えには反対を表明した。

 馬陣営の計画では再編後の「3都」を直轄地とし、これらの都市には港湾、空港、工業、農業の直轄権だけでなく、地域内の再開発や税徴収権付与も検討する考えだ。16日付自由時報が報じた。