ニュース その他製造 作成日:2014年5月5日_記事番号:T00050119
製靴最大手、宝成工業(PCG)の中国・広東省東莞市にあるグループ企業工場で起きた大規模ストライキを受け、主要顧客のスポーツ用品大手のナイキが中国での生産委託先の変更を検討するとの情報が流れている。アディダスは既に発注を削減したとされる。3日付工商時報が香港紙信報などを引用して伝えた。
PCGは、個別の顧客についてはコメントを避けるとして、事実関係の確認を拒んだ。
信報などは、ナイキ関係者の話として、同社は従来より中国での生産ライン移転を検討しているとした上で、PCGのグループ企業、裕元工業への発注を削減するかどうかは未定と報じた。背景には不当な労働条件を強いている企業に対する発注を回避するナイキ側の方針があるもようだ。
ナイキのマーク・パーカー最高経営責任者(CEO)は「ナイキの定める労働条件に違反していないかどうか、裕元工業と緊密に接触している。まだ結論は出ていない」とした上で、「ナイキは労働者に合理的な権益を提供するパートナーに投資することを望んでいる。中国には多くのネットワークがあり、生産ラインの移転は容易で、生産への影響は回避できる」と述べた。
裕元工業の東莞工場は、同社の生産量全体の10%を占め、4万5,000人を雇用。ナイキ、アディダス、リーボック向けの受託生産を行っている。
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