ニュース 社会 作成日:2014年5月6日_記事番号:T00050132
中台交流の緊密化に伴い、台湾人と中国人の結婚も増加している。しかし民進党の蔡煌瑯・立法委員は、年間1万2,000組以上の「中台カップル」が誕生する一方で、離婚も年に8,000組を超え、台湾の身分証や財産目的の偽装結婚がかなりの割合を占めると指摘。「中台間の婚姻制度に瑕疵(かし)があり、国家の安全上大きな脅威となり得る」と批判している。
現場検証で遺体の埋葬場所を案内する黄容疑者(右)。2年かけて綿密に殺害計画を練ったという(中央社)
そんな中、台中市で先月末、中国出身の女性が、恋人の台湾人男性(36)を金銭上のトラブルから殺害し、バラバラにして燃やすという猟奇的な事件が発生した。
黄靖雯容疑者(46)は1997年に別の台湾人男性と結婚して来台。しかし台湾の身分証を取得した後、06年に離婚した。
元夫の男性(57)によると、中国で黄容疑者とお見合いをした際、男性が腎臓移植の経験があり障害者手帳を持っていると告げると、同手帳保有者と結婚した外国人配偶者は身分証を早く取得できると知って結婚に積極的となったそうだ。
結婚後半年が過ぎたころ、彼女は介護の仕事を理由に別居し、週に1度しか家に戻らなくなった。また、彼女は男性にたびたび金の無心をしていた他、毎月の電話代1,000〜5,000台湾元を男性に負担させていた。離婚を迫られた男性が、彼女と結婚するために支払った30万元を返すよう求めたが、半分の15万元しか渡さなかったという。
さらに元夫の男性は、殺人事件発覚後初めて黄容疑者に中国で結婚歴があり子供が2人いることを知った。
こうした身分証や財産目的で台湾人との結婚を画策する中国人が増えている問題について国家安全局(国安局)の蔡得勝局長は、「注意を払っており、入出国移民署(移民署)と対策を協議している」と説明。「良からぬことを企てる人物が台湾に居住できないようにしたい」と語った。
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