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工業用電力、電力不足時の全面優先供給を否定【図】


ニュース 公益 作成日:2014年5月6日_記事番号:T00050139

工業用電力、電力不足時の全面優先供給を否定【図】

 台湾電力(TPC)第4原子力発電所(新北市貢寮区)の建設が中止された場合の電力不足に懸念が高まる中、張家祝経済部長は5日、立法院での答弁で、工業用電力を全て優先的に供給するとは限らないとした上で、重要なハイテク産業に関しては、電力供給の安定性を維持していくと説明した。6日付工商時報が伝えた。


張経済部長(左)は、鋼鉄や石化、半導体など設備の連続稼働が必要な製造業は節電対象に含めないと再度強調した(5日=中央社)

 張経済部長はまた、全国能源(エネルギー)会議で、第4原発が稼働できない場合のエネルギー政策が話し合われることについて、強制的な節電措置を通じ、市民と産業界が一致して節電問題に取り組むべきだとの認識を示した。

 一方、行政院主計総処の石素梅主計長は、第4原発の建設中止で電気料金が10%上昇したと仮定した場合、消費者物価指数(CPI)が0.36ポイント上昇し、域内総生産(GDP)が0.13ポイント押し下げられるとの試算を明らかにした。