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汎用樹脂価格上昇、台塑「需要が回復」


ニュース 石油・化学 作成日:2014年5月6日_記事番号:T00050146

汎用樹脂価格上昇、台塑「需要が回復」

 石油価格報告機関(PRA)、プラッツによると、5大汎用樹脂の今週のオファー価格は上昇したものが多かった。中国の川下メーカーの在庫補充、日本や中国の石化メーカーの定期保守が背景にある。ポリ塩化ビニル(PVC)最大手、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の主管は、インドから価格問い合わせの電話が多く、需要回復が感じられると述べた。6日付蘋果日報が報じた。

 プラッツが発表した今週のオファー価格は、上昇幅が高い順に▽高密度ポリエチレン(HDPE)、1%▽PVC、0.49%▽直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、0.33%▽低密度ポリエチレン(LDPE)、0.32%▽ABS樹脂(ABS)、0.26%──で、▽ポリプロピレン(PP)、マイナス0.33%▽ポリスチレン(PS)、マイナス0.75%──は価格が下落した。

 証券会社は、台塑の他、▽華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチックス、CGPC)▽亜洲聚合(アジア・ポリマー、APC)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)▽李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)──などが5月の台湾域内向けオファー価格を引き上げ、第2四半期の業績は前期より良くなると予測した。