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サムスン、スマホ部品の調達消極化


ニュース 電子 作成日:2014年5月6日_記事番号:T00050151

サムスン、スマホ部品の調達消極化

 6日付電子時報が業界関係者の話を基に伝えたところによると、サムスン電子は第1四半期、スマートフォン向けに積極的な部品調達を行い、液晶パネル、タッチパネルなど一部部品では供給が追い付かない事態となった。このため関連メーカーの同期業績は非需要期にもかかわらず好調を維持した。しかし、第2四半期に入りサムスンの調達姿勢が消極化しており、サプライチェーンに悲観的な見方が広がっている。

 サムスンの携帯電話向け部品調達が鈍化している背景には、中国ブランドの急成長があるとされる。サムスンはアンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマートフォン市場において、従来のような価格およびスペック面での優位を保てなくなっており、低価格機種を中心とする製品の多様化戦略への変更を迫られているとみられる。

 ただ一部の液晶パネルメーカーは、サムスンからの受注は他のブランドに比べて依然規模が大きく、さらに同社は市場動向に対する反応が早いため、今後、販売が上向けば短期間で調達量も回復すると期待している。