ニュース 公益 作成日:2014年5月7日_記事番号:T00050160
台湾電力(TPC)幹部は6日、第1原子力発電所(新北市石門区)1号機で使用済み燃料棒の貯蔵プールの空き容量が100本分ほどしかなく、年末に予定されている110~120本の燃料棒交換が困難な見通しで、年内にも稼働を停止しなければならない可能性を指摘した。同原発は2018年末の廃炉を予定していたが、4年も早まることになる。7日付経済日報が報じた。
TPCは当初、貯蔵プールにある燃料棒を使用済燃料の乾式キャスク貯蔵施設に移動させ、貯蔵容量を確保する計画だった。しかし、乾式キャスクは完成したものの新北市政府がさまざまな理由で申請を却下しており、使用できない状況だ。
新北市が申請を却下する主因は、使用済み燃料の最終処分場が決定していない中、中間貯蔵施設である乾式キャスクが実質的な「最終処分場」になりかねないことを懸念しているためとみられている。
なお、2号機の貯蔵プールは17年末、第2原子力発電所(新北市万里区)は16年末に満杯になる予定だ。
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