ニュース 電子 作成日:2014年5月7日_記事番号:T00050181
液晶偏光板用TAC(セルローストリアセテート)フィルムの達輝光電(TACブライト)は6日、新竹科学工業園区(竹科)竹南基地で、台湾2本目となるTACフィルム生産ラインを増設する第2期工事のくわ入れ式を行った。投資額は約30億台湾元(約100億円)。今年末の完工、来年第1四半期からの試験生産を見込む。新生産ラインの年産能力は約5,000万平方メートルで、既存ラインとの合計で8,000平方メートルに達し、世界市場シェアは現在の3%から8%に上昇することが期待できる。7日付工商時報が報じた。
達輝のTACフィルムは台湾、韓国、日本、中国に顧客を抱えるが、昨年は既存工場の生産能力不足で製品の厚さや幅に対する顧客の多様な要求に対応し切れなかった。このため最大幅1,960ミリメートルの製品も生産できる新ライン増設によって顧客対応力を高める他、液晶ディスプレイ市場の今後の需要増にも備える。
達輝の第1四半期売上高は約3億6,200万元と前年同期比24%減少した。2桁減収の原因について吳東昇董事長は、ライバルの富士フイルムやコニカミノルタが円安を追い風に受注を奪ったためと指摘した。
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