ニュース 電子 作成日:2014年5月8日_記事番号:T00050206
受動部品最大手、国巨(ヤゲオ)傘下のチップ抵抗器メーカー、旺詮(ラレック・エレクトロニック)は7日、シンガポールの同業、ASJを6月末までに4億3,000万台湾元(約15億円)で買収すると発表した。買収で旺詮の月産能力は180億個から270億個に増え、ヤゲオに次ぐ台湾2位に浮上する見通しだ。8日付経済日報などが報じた。
旺詮は、5月26日~6月24日に1株0.065シンガポールドル(約5.3円)で株式公開買い付け(TOB)を行い、ASJへの出資比率を現在の1.18%から50%以上に引き上げる。陳泰銘ヤゲオ董事長も個人でASJ株を26.83%を保有している。
旺詮は、生産能力不足が長期間続いているが、もし中国で新工場を建てるなら少なくとも10億元かかる上、中国は人件費が年々上昇していると指摘。ASJの顧客は欧米や東南アジアが中心で同社と重複が少なく、相互補完効果が見込めると説明した。
ASJはマレーシアに工場があり、月産能力は90億個だが、実際の生産は50億~60億個で、稼働率は55~60%だ。旺詮は現在、ASJに毎月10億~15億個の生産を委託しており、今後2~3年でフル稼働にできると自信を示した。
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