ニュース 社会 作成日:2014年5月9日_記事番号:T00050219
最近政治情勢に関する発言を繰り返している鴻海精密工業の郭台銘董事長は8日、「民主(主義)で飯は食えない」などと発言し、波紋を呼んでいる。9日付蘋果日報が伝えた。
郭董事長に総統になるよう求める声が政界の一部で上がったが、友人の国民党立法委員は「彼は政界に興味がない」とこれを否定した(8日=中央社)
郭董事長は8日に開いた記者会見で、1時間半にわたり持論を展開。最近の学生運動については、当初は支持していたが、見方が一変したと説明した。
郭董事長は「街頭デモでどれだけ社会の資源が費やされただろうか」とした上で、「民主で飯は食えない。民主は経済、競争力、向上を目指す力にかかっている。さまざまな活動には全てコストが存在する。目に見えないコストが国家資源を浪費している」と批判。さらに、「民主はGDP(域内総生産)に何の役にも立たない」と切り捨てた。
これに対し、インターネット上では、賛否両論で論戦が展開され、郭董事長を「独裁者」と批判する書き込みも見られた。
産業界からは、中華民国全国商業総会(商総)の頼正鎰理事長が「民主を口にして、最後は腹を空かすのであれば、そういう民主は偽物だ」と述べ、郭董事長の発言を擁護した。
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