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台新金控、彰化銀との株式交換案を撤回


ニュース 金融 作成日:2008年1月16日_記事番号:T00005022

台新金控、彰化銀との株式交換案を撤回

 
 台新金融控股と彰化銀行の合併交渉をめぐり、台新金控は15日、臨時取締役会を開き、昨年末に示した株式交換案の撤回を決めた。彰化銀の政府系株主と株式交換比率をめぐる意見の隔たりが大きいため、いったん交渉を白紙化し、適当な時期に再交渉を開始する構えだ。これにより、3月の総統選挙前に合併交渉が進展する可能性はほぼなくなった。16日付経済日報が伝えた。

 これに先立ち、彰化銀は今月11日、台新金控が示した株式交換案(彰化銀1株に対し台新金控1.3株)に対し、政府系、民間株主の双方から反対が根強いとして、今月31日の取締役会で再検討する方針を固めていた。台新金控による提案撤回で、両者の合併交渉は長期化する見通しとなった。

 台新金控の林克孝総経理は交渉再開の見通しについて、「タイムスケジュールはない。無期限停止であり、一時停止ではない。再交渉は最初からやり直しになる」と説明した。財政部も交渉を引き延ばすことには消極的で、「政府系株主として台新金控の決定を尊重する」(財政部高官)としている。