ニュース 電子 作成日:2014年5月9日_記事番号:T00050239
9日付工商時報によると、IC設計最大手の聯発科技(メディアテック)は最近、ウエアラブルデバイス(装着型端末)開発・設計のスピードアップを可能とする「カプセル」と呼ばれるソフトウエアの統合パッケージを顧客に提供しており、特に中国市場で注目を集めている。
メディアテックが提供する「カプセル」は、市場の主流がスマートフォンへと移行する過渡期に同社、および先ごろ合併を完了した晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)がフィーチャーフォン(従来型携帯電話)向けに提供したソフトウエアプラットフォームを基礎として構築したもので、大量のソフトウエアデータにより、ウエアラブルデバイス向けソフト開発業者は速やかな商品開発が可能になるという。
なおメディアテックは同「カプセル」とシステム・オン・チップ(SoC)「Aster」を組み合わせる形で顧客に提供を開始しているとされ、早ければ同社顧客のウエアラブル製品は第3四半期に市場に登場すると予測されている。
4月売上高、過去最高更新
メディアテックが8日発表した4月売上高は190億9,700万台湾元(約645億円)で、前月比9.57%増、前年同月比51.9%増となり、3カ月連続で過去最高を更新した。
主力製品であるスマートフォン用チップは、3月、4月と2カ月連続で3,000万セット以上の出荷となり、クアッドコアチップのみならず、オクタコアチップも予想を上回った。ただ、5月は3,000万セットを下回る見通しだ。
同社の第2四半期通期は前期比12〜20%増の515億〜552億元の売上高を目標としており、5月と6月合計で324億〜361億元を計上できれば達成できるため困難ではない。
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