ニュース 金融 作成日:2014年5月12日_記事番号:T00050249
金融持ち株会社、中国信託金融控股(中信金、CTBCフィナンシャル・ホールディング)による生命保険会社、台湾人寿保険の合併計画で、台湾人寿は9日、董事会を開き、当初の合併契約には瑕疵(かし)があるとして、中信金側に修正を求めることを決議した。これにより、当初計画の6月末までに株式交換を完了するのは困難な見通しとなった。10日付工商時報が伝えた。
台湾人寿の董事会では、今回の合併案件に難色を示している大株主の龍邦国際興業、台湾銀行の弁護士が瑕疵の存在を主張し、最終的に契約修正を求める決議が賛成7、反対3で可決された。
瑕疵があるとされたのは、双方が▽金融監督管理委員会(金管会)による認可▽金管会証券期貨(先物)局が中信金の増資計画に同意▽台湾証券取引所が中信金の増資計画に同意▽公平交易委員会(公平会、公正取引委員会に相当)が反対しない――という4つの条件を満たした上で、共同で合併基準日を定めるとした部分。ところが、証券期貨局と証取の同意を得るには合併基準日を明記して申請を行う必要があるため、合併契約は関連規定と矛盾する。
台湾人寿は12日にも中信金側に契約修正を求める構えだ。
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