ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2014年5月12日_記事番号:T00050254
中国鋼鉄(CSC)は9日の董事会で、平均2.7%の賃上げを決議した。上げ幅は過去3年で最高。1人当たり月平均2,000台湾元(約7,000円)引き上げられる計算だ。4月1日にさかのぼって実施する。CSCの人件費は年間2億4,000万元増加する。経済部の賃金引き上げ奨励政策に応じた格好だ。10日付経済日報が報じた。
また、傘下の鋼構造物メーカー、中国鋼鉄結構(CSSC)や石油化学メーカーの中鋼碳素化学(CSCC)など22社も経営状況に応じて追随するとみられ、グループ全体で2万3,000人への恩恵が見込まれる。
この他、董事会では厚板と棒線の精整を行う子会社設立に8億7,250万元を投じることも決議した。今後、ニッケルチタンや特殊鋼などの中間製品を請け負う。
なお、同日発表した同社の4月連結売上高は307億6,200万元で前月比2.5%減、前年同月比3.8%増だった。CSCは4月オファー価格を引き上げたものの、出荷量が80万4,000トンと前月比3.9%減少したことが響いた。同社主管は年次保守中の第1号高炉(年産能力180万トン)が15日に再稼働するため、5月は出荷増が見込めると語った。
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