ニュース 電子 作成日:2014年5月12日_記事番号:T00050256
PHS通信キャリア、大衆電信(FITEL)は9日、70万件に上る既存ユーザーの権益保障に向け、ソフトバンクが推進しているAXGP技術を積極的に導入するとの方針を表明した。10日付工商時報が報じた。
大衆電信のユーザー数は一時、150万件に達していたが、中国がPHS向け周波数帯域を第3世代移動通信規格(3G)に割り当てる方針を示したことから利用者が激減、サプライチェーンが打撃を受けた。厳しい経営状況の中、ユーザーの権益保護に向け同社は2008年、裁判所に民事再生手続きを申請し、翌年、再生計画に承認を受けている。
なお日本のPHSキャリア、ウィルコムも大衆電信と同様、10年に経営が破綻し、ソフトバンク傘下に入った。その際、ウィルコムが推進していたXGP(eXtended Global Platform)事業をソフトバンクが継承。XGP規格をさらに改良したAXGP技術を導入し、ユーザー数を破綻当時の300万件から現在600万件にまで回復させている。
大衆電信は「AXGPは4GのLTEと同等の技術で互換性もある。今後同業種・異業種提携を通じて既存ユーザーの権益保護に努めたい」と強調した。
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