蒋丙煌・政務委員（科学技術担当）は９日、「モバイルブロードバンドサービスの高速化および産業発展アクションプラン」に2015年から３年で150台湾元（約500億円）を投じ、第４世代移動通信（４Ｇ）サービスの人口カバー率90％以上、ユーザー数1,000万件突破を目指すと表明した。10日付経済日報が報じた。
蒋政務委員は８日に行政院で開かれた科技会報（科学技術委員会）で、江宜樺行政院長により、台湾における４Ｇ環境の熟成および５Ｇネットワーク整備に向けた準備を進める「モバイルブロードバンドサービス加速チーム」の召集人に指名された。
蒋政務委員は「政府の役割はプラットフォームと環境の整備にあり、企業はネットワークインフラ構築の他、ユーザーの満足を目指し、いかなる場所でも快適に使用できるサービスに向け努力すべき」と語った。その上で「政府は既にネットワークの構築に大規模な支援を行って企業の負担を軽減している」と強調し、企業は将来的に料金面で消費者への還元を図るよう求めた。
