ニュース 電子 作成日:2014年5月12日_記事番号:T00050261
鴻海精密工業の郭台銘(テリー・ゴウ)董事長は10日、群創光電(イノラックス)、鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)、臻鼎科技控股(ZDT)などグループ企業の初任給を、今月より鴻海精密工業並みに引き上げると発表した。鴻海は台湾の工場作業員の初任給が2万6,000台湾元(約8万8,000円)で、最低でもこの水準に引き上げられることになる。11日付蘋果日報が報じた。
郭台銘氏は「2万2,000元」を批判したが、わずか4,000元の引き上げであればそれほど大きな差はない(10日=中央社)
郭董事長は8日、若年層の低賃金問題に関して「2万2,000元で働かせている企業があれば、私が買い取り給与を引き上げたい」と発言していた。これに対し、イノラックスの従業員を名乗るインタネットユーザーが、「イノラックスで基本給が2万2,000元の従業員がどれほどいるのか知っているのか?郭董事長はまずわれわれの給料を引き上げるべきではないか」とフェイスブック(FB)に書き込んだため波紋が広がり、郭董事長は急きょ記者会見を開いて対応を約束した。
郭董事長によると、鴻海の初任給は工場従業員でも2万6,000元、大学卒業生のエンジニアや管理部門で3万6,000~4万7,000元、これに春節(旧正月)ボーナスが固定で2カ月以上付く。
郭董事長は、低賃金を暴露した従業員は、他のネットユーザーから寄せられた情報によると商業高校卒で、「そうであれば3万6,000元は無理で、作業員の2万6,000元しか提供できない」と語った。
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