ニュース 電子 作成日:2014年5月12日_記事番号:T00050265
台湾の液晶パネル大手、群創光電(イノラックス)と友達光電(AUO)ならびに韓国のサムスン電子、LGディスプレイ(LGD)の今年の設備投資額は計3,000億台湾元(約1兆円)と過去最低が予測されている。12日付工商時報が報じた。
イノラックスの今年の設備投資額は、昨年の200億元を下回る見通しだ。生産設備のボトルネック解消や自動化、新製品や新技術の開発に充てられる。AUOは200億~250億元程度。同社は500億元を投じて中国江蘇省昆山市に第6世代低温ポリシリコン(LTPS)工場設置を計画しているが、市況を見ながら2〜3年に分けて投資する。
一方、サムスン電子の設備投資額は3兆~5兆ウォン(約3,000億~5,000億円)で、折り曲げ可能な第6世代アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネルの生産ラインや江蘇省蘇州市の第8.5世代工場での超高解像度4K2Kパネル生産に資金を投入する。
LGディスプレイの設備投資額は今年3兆5,000億ウォンの見通しだ。広東省広州市の第8.5世代工場の他、液晶テレビ用第8.5世代AMOLEDパネル工場やスマートフォン用の第6世代LTPSのライン新設に投資する。
工商時報は、台湾勢はここ2年、既存設備や技術の更新が中心で、新たに生産能力を増やしていないが、韓国勢は新技術が中心で、ますます技術差が開くと指摘した。
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