市場調査会社、ＩＣインサイツの統計によると、聯発科技（メディアテック）の2013年生産額は前年比36％増の45億8,700万米ドルと、初めて米エヌビディア（38億9,800万米ドル、同２％減）を抜いてＩＣ設計世界４位に浮上した。上位５社のうちで唯一のアジア企業で、伸び率は世界２位だった。12日付工商時報が報じた。
メディアテックが２月に合併した晨星半導体（Ｍスター・セミコンダクター）の13年生産額は同11％減の11億3,600万米ドル（13位）で、両社合計は57億2,300万米ドルだったため、今年は世界３位躍進が期待できる。
上位３社は米国勢で、順に▽クアルコム、172億1,100万米ドル（同31％増）▽ブロードコム、82億1,900万米ドル（同５％増）▽アドバンスト・マイクロ・デバイセズ（ＡＭＤ）、52億9,900万米ドル（同２％減）──。業界全体の13年生産額は前年比８％増の779億1,100万米ドルで、過去最高を更新した。
伸び率が最高だったのは14位の中国・展訊通信（スプレッドトラム）で同48％増の10億7,000万米ドルだった。
